色即是空
朝のうちこそ曇っていましたが昼頃には日が射してきました。しかし相変わらずテレビの前でグダグダしてました。ということで書くことないので最近読んだ本の紹介と感想です。
読んでた本はこれです。日本語タイトルは「実在とは何か」となってます。中味は量子力学基礎論の歴史や現状の紹介ですが読むの結構しんどかったです。書いてあることは「ある物は無いノダ」と言う訳のわからんことです。この本には書いて無かったのですが昔(凡そ100年位前)、アインシュタインが夜道を歩いていて月を眺めて「あの月は私が見てなくてもあそこにあるはずだ」と呟いたそうです。ところが量子力学によれば物があるのは我々が観察してるからそこにあるんであって目を離せば宇宙全体に拡散してしまうのだそうです。そこで再び目を向けると一瞬にして現れるのだそうな。この考え方にアインシュタインは我慢ならなかったようで先ほどの呟きになった分けですね。我輩は断然アインシュタインの方に賛成ですがその後の研究でアインシュタインが間違いらしいということになっているようです。つまり、ヤッパある物は無いノダが正しいらしいです。そんなことを読んでいたら般若心経を思い出しました。般若心経には「色即是空」とあります。色とは見えるもの、触れるもの、そこにあるモノでそれは即ち空、つまり実体の無いものであると書かれています。般若心経には受、想、行、識もまた空であるとありますがそこら辺はまた考えましょう。般若心経は兎も角、最高の物理学者達がこんなことを考え、今も議論しているようです。以前、時間は存在しないと書きましたが今度はモノも無くなってしまいました。この世は一体どうなるんでしょう。
庭ではシュウメイギクの花が散って綿帽子が出来ています。これも実体の無いモンですかね。いずれは散って無くなりますけど。
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